精霊迎え 六道まいり

魂まつりここが願ひのみやこなり 服部嵐雪

六道まいりとは

京都では、8月の13日から始まり16日の五山の送り火に終る盂蘭盆(うらぼん)には、各家に於て先祖の霊を祀る報恩供養が行われますが、その前の8月7日から10日までの4日間に精霊(御魂 みたま)を迎えるために当寺に参詣する風習があります。
これを「六道まいり」あるいは「お精霊(しょうらい)さん迎え」とも言います。

これは、平安時代においてこの辺りが、墓所の鳥辺山の麓で、俗に六道の辻と呼ばれた京の東の葬送の地であったこと、それはまさに生死の界(冥界への入口)であり、お盆には、冥土から帰ってくる精霊たちは、必ずここを通るものと信じられた事に由来しています。

六道まいり 参詣の順序

参詣にあたっては、ひと通りの順序があります。境内にもご案内がございますので、わからなくなったら、そちらもご参照ください。

境内参道で高野槇を求める参詣者

1. 境内にある参道もしくは、正門付近にある花屋にて高野槇(こうやまき)を購います。
古来より、精霊は槇の葉に乗って冥土より帰ってくるとされることより、購われた高野槇は、"おしょらいさん"とともに、懐かしき我が家へのしばしの里帰りとなります。

本堂で水塔婆に戒名を書く僧侶

2. 本堂前に移動して、水塔婆(みずとうば)に先亡の戒名や俗名を書いてもらいます。
※本堂の左手側では、新仏さまの特別追善供養のお申し込みも承っております。

3. 迎え鐘を撞きます。
※多くの場合、順番待ちで行列ができますので、日焼け対策や熱中症対策の準備をお奨めいたします。

迎え鐘を待つ参詣者
線香の煙で水塔婆を浄める参詣者

4. 水塔婆を線香で浄めます。

石仏前で水回向する参詣者

5. 地蔵尊宝前にて、水塔婆を高野槙で水回向を行ない、その場所に納めます。

六道まいりの一連の流れは以上です。古来より、こうした美(うるわ)しい宗派を越えた京のお盆習俗は、都人の厚き信仰のもとに千年の時空を越えて脈々と受け継がれ、今や、京洛の夏の風物詩ともなっています。

行事の様子/拝観案内
御朱印帳
六道まいりの詳細については、こちらにて掲載しております。
朱印帳の授与や、御朱印の受付なども行なっております。
行事「六道まいり」へ
正門
当寺院へのアクセスについて掲載しております。
ご来観の際には、ぜひこちらも参考くださいませ。
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