行事

  • はる

    薫風寺宝展

    2025年4月26日(土)〜29日(火・祝)、5月3日(土・祝)〜6日(火・祝)
    ※4月30日・5月1日・2日は通常拝観となります。(重文の薬師仏等の拝観はできません)
    午前9時〜午後4時
    ○ 大人(高校生以上) 800円
    ○ 中学生 500円
    ○ 小学生 400円
    [期間中のご授与朱印]
    ①見開き黒メタリック直書き「閻魔殿風景御朱印」
    …志納(一体):1,500円 ※開催期間中授与
    ②だるま商店直書き「地獄太夫絵御朱印」
    …志納(一体):2,500円 ※5/4限定授与
    ③赤色紙金泥見開き「閻魔大王截絵御朱印」
    …志納(一体):1,200円 ※開催期間中授与
    ④青色紙金泥見開き「小野篁卿截絵御朱印」
    …志納(一体):1,200円 ※開催期間中授与
    ⑤「小野篁卿(参議篁)見開き御朱印」
    …志納(一体):1,000円 ※開催期間中授与
    [拝観展示物概要]

    当寺本尊の重要文化財 木造薬師如来坐像でありますが、昨年3月には、約130年ぶりの保存修理もお蔭さまにて、無事終えられ、また、文化庁の修復調査をもって、平安前期作の貴重な文化遺産であることも判明したところであります。そこで、本年も昨年春の慶讃記念公開にひき続き、この薫風爽やかな好季節に短期間とはなりますが、特別公開をさせていただくこととなりました。
    その他では、平安時代頃より、国土安隠・除災招福などのために大般若会の祈祷が行われましたが、その本尊画像であり、釈迦如来の脇待菩薩として左右に文殊菩薩と普賢菩薩の両菩薩を配する『釈迦三尊十六善神図』(鎌倉時代・14世紀)を特別公開いたします。また、日本人の死後世界、来世の具体的な様子を描いた『熊野観心十界曼荼羅』(江戸初期)の複製画や、日本画家、中島潔画伯の奉納画『地獄心音図』(5点・大きさ120号)も久々の公開となります。
    さらには、播州赤松家ゆかりの銘刀等も公開いたすほか、例年どおり、閻魔大王坐像や小野篁公立像(江戸期・法橋院達作)、毘沙門天立像(伝・弘法大師作)、小野篁公「冥途通いの井戸」などの公開もいたします。
    薫風緑樹の好季節でもあり、大勢のお方様のお越しをお待ちいたしております。

    • 重文本尊薬師如来坐像

      重文 本尊薬師如来坐像

    • 毘沙門天立像

      毘沙門天立像

    • 大地獄心音図

      中島潔画伯の奉納画
      「大地獄心音図」5点

    • 赤松家ゆかりの銘刀

      赤松家ゆかりの銘刀

    • 冥途通いの井戸

    • 黄泉がえりの井戸

    [頒布授与朱印一覧]
    ①見開き黒メタリック直書き「閻魔殿風景御朱印」
    (志納:1,500円)
    ※期間中授与
    書置き色彩朱印「閻魔殿風景御朱印」

    閻魔王は死者の国の支配者であるが、亡者の裁きにあたっては、五七日を司る。閻魔王の城は、鉄の垣に囲まれ、鉄の門によって固められている。城中には光明王院(こうみょうおういん)と善名称院(ぜんみょうしょういん)という二院があり、前院には罪人を裁く閻魔王として住し、後院には地獄の救済者である地蔵菩薩として住す。そして、光明王院にて罪人を裁く閻魔王は左右に司命(しみょう)・司録(しろく)をひかえ、中庭には大きな浄玻璃鏡(じょうはりきょう)が置かれているとされる。

    ②だるま商店直書き「地獄太夫絵御朱印」
    (志納:2,500円)
    ※5月4日限定
    厄除けゑんま御札額(厄除け御札専用)1面

    「地獄太夫」は実在の人物で「現世の不幸は前世の戒行が拙(つたな)いゆえ」であるとして、自らを地獄と名乗り、衣服には地獄変相の図を縫(ぬいと)り、心には仏名を唱えつつ、口には風流の唄を歌ったといわれています。
    また、禅僧の一休宗純師が堺に赴いた折、美貌のうわさのある地獄太夫を訪ね禅問答のような歌のやりとりをした話は有名です。
    その歌とは、
    【地獄太夫が詠んだ歌】
    「山居せば深山の奥に住めよかし ここは浮世のさかい近きに」
    (訳)出家したら山の奥に篭(こも)っているべきでしょう。ここは浮世の境(堺と地獄の周辺をかけている。)に近いところですよ
    【一休禅師の返歌】
    「一休が身をば身ほどに思わねば、市も山家も同じ住処よ」
    (訳)「市」は堺のこと。自分はこの身を何とも思わないので(禅宗で言う「空」の悟りを意味する)どこにいても同じことだ。
    あるいは、場所柄、遊郭で女遊びしようと俺の勝手との意味にもとれる。
    ※その上で、この遊女こそが名高き地獄太夫であると知って、禅師は次のような歌を詠んだとされる。
    「聞きしより、見て恐ろしき地獄かな」
    (訳)「恐ろしき」は自分を目に止めていきなり暴言を歌に詠む転機や胆力に対する誉め言葉といえる「地獄かな」は、地獄と地獄太夫をかけた言葉であろう。

    ③赤色紙金泥見開き「閻魔大王截絵御朱印」
    (志納:1,200円)
    閻魔切り絵「閻魔大王切絵御朱印」
    ④青色紙金泥見開き「小野篁卿截絵御朱印」
    (志納:1,200円)
    篁切絵「小野篁卿切絵御朱印」
    ⑤「小野篁卿(参議篁)見開き御朱印」
    (志納:1,000円)
    小野篁卿(参議篁)見開き御朱印

    ◆ 御朱印帳の授与

    「だるま商店」絵師による「閻魔大王」と「小野 篁卿」各姿絵等を最初のページに特別に描いた2種の『六道珍皇寺 改訂版 オリジナル朱印帳』も限定数にてご授与させていただいております。

  • 拝観案内 京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595 TEL・FAX 075-561-4129
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